善能寺

善能寺祥空殿 善能寺祥空殿

 鎮守社の下段に現存する善能寺は、大同元年(806)弘法大師の創建といわれ、元西八条猪熊二階堂町に在り、平城天皇の勅願寺であった。天文24年(1555)、後奈良天皇の叡慮により泉涌寺山内に移された。

 本尊は観世音菩薩で、また枳尼(だきに)尊天を祀る最初の寺ともいわれ、国稲荷神の本地仏としての信仰がある。

 戦後バンダイ号をはじめ航空殉難者のみ霊をお慰めする祥空殿を建律し、御回向を続けている。

 古くより洛陽三十三観音の一つに数えられ、多くの参拝者でにぎわったという。

 近年、洛陽三十三観音の復興とともに、18番札所となった。